フジカ ストーブ

フジカ ラッシー KSL-277

たぶん1966年式

ラッシーはハイペットより大きな燃焼筒を持ったモデルです。燃焼筒の周り三方を囲む形で反射板がありさらに燃焼筒の後ろ側は丸くへこむ形になっていて前方に赤外線がたくさんいく形状なのに上部に熱気の対流も起こるモデル

フジカ ラッシー

カバーを下に下げた状態です。へこみ部分に折れ線みたいなものがあるので使用時には赤い光がクジャクの羽のように広がって見えてきれいです。

フジカ ラッシー

下部のカバーを開けた状態です。白いタンクは外れるようになっており点検整備時に取り出しやすいように取っ手がついています。向かって右側に給油口、左側に燃料計があります。

燃料計の横のところにカバーと本体をつなぐアームみたいなものがついています。これにより反射板の底板部分が少し上に上がり燃料を入れやすくしているみたいです。

わかりづらいかもしれませんが、カバーを開けると同時に底板が上に上がります。

フジカ ストーブ

横から見た図です。横に取っ手部分があるのですが、キャンプの時に車に積み下ろしすることを考えると落としそうでちょっと怖いです。体力に自信がある方は特に問題ないと思います。

※消火装置もついていないので、キャンプなどで使うかは自己判断でお願いします。

フジカストーブ

向かって左側の大きい燃焼筒がラッシーです。右の燃焼筒はハピーです(ハイペットとハピーの燃焼筒は同じくらいの大きさ)。灯油消費量がハイペット1.25倍位なのでそれぐらい暖かいのかなと思います。

フジカ ラッシー 燃焼筒 

ラッシーの燃焼筒をひっくり返したものです。中央に大きな穴一つと小さい穴が板の端に配置されています。ラッシーは赤外線の放射や反射に特化したモデルだと思っていたのですが、燃焼筒はエースと同じ構造で、熱気の対流を起こしやすいものでした。勝手な推測ですが上部でお湯などを沸かす熱量を残しつつ前方にできる限り赤外線を送るために対流を起こす燃焼筒をつかいつつ本体は三方を反射板で囲んだ反射に特化した形になったんじゃないかと思います。

フジカラッシー

キャンプ用チェアとの大きさ比較

フジカハイペットとラッシー

フジカハイペットとの大きさ比較

まとめ

個人的には四角いストーブが好きなのでこの世で一番好きな石油ストーブです。ですが正直に言うと使っていないので具体的な温かさとかがわかりません。。。。

ただハイペットの暖かさを基準に考えるとそれより大きな燃焼筒がついているのですごく暖かいと思います。それに2020年時点で今のところ人気があまりないみたいで中古のハイペットよりはるかに安く買えるのでねらい目です。ガラス芯もまだオークションなどで見かけるので、今のうちに買っておけば長く使えると思います。※絶対に密閉したテント内でストーブを使ってはいけません。


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