たぶん1966年式
ファミリーは四角い形のストーブでは珍しい上部に持ち手がついたモデルです。転倒時に灯油が漏れない構造などを取り入れたモデルなので、新たなキャンプ用ストーブのスタンダードになりうる可能性を秘めています。
まず最初に上部についている持ち手ですが、四角い形のストーブでは珍しいと思います。これがあるとないとじゃ、運ぶ時の楽さがまるで違います。特に足場が悪い場所をストーブを持って移動しないといけない場合はとても助かります。
使用時は後ろに倒れるので持ち手が熱くなることはありません。
側面です反射板がハピーほど前に来ていないのですが、燃焼筒がハピーと一緒の対流が起きにくい構造の物なのでファミリーも上部はそんなに熱くありません感覚的にはハイペットの上部と側面の熱さがちょうど逆になった感じです。
後ろ側です。下のほうについている黒いネジ2つを外すとカバーが外れるようになっています。メッシュ部分がセクシーですが軽量化のためですかね?
上のガードと下のフタを開けた状態です。
燃焼筒をひっくり返した写真です。板の中央に穴が集中しているので熱気の対流が起きにくい構造の燃焼筒と思われます。
キャンプ用のチェアとの大きさ比較
ハイペットとの大きさ比較です。持ち運びはやはりハイペットのほうが小さくて軽いので楽ですが、ファミリーも取っ手があるので感覚的にはハイペットよりちょっと重いかな程度です。
明るい場所での燃焼した感じ
暗い場所で燃焼した感じその1
暗い場所で燃焼した感じその2
最初にも書いたのですが、大きさ、持ちやすさ、灯油が漏れにくい構造などキャンプ用ストーブとしてとても使いやすい要素を持っています。上部に熱が上がりづらいモデルなのでハイペットのように煮炊きするような使い方はできませんが、ある程度オープンな空間で暖を取るという使い方では対流しやすいモデルに比べて圧倒的なアドバンテージがあります。ソロキャンプなどで一人で使用する場合は反射板で効率よく熱を自分に向けれるや、サブストーブで使用する場合は反射板があるので端のほうに置けてレイアウトしやすいなど1台持っておいて損のないストーブだと思います。
※密閉したテント内で石油ストーブを使用してはいけません